私たちは自分の力で変わることができる。
こんにちは。聞き手の新田しんじです。
「人はいくつになっても、いつからでも、自分自身の力で、変わることができる」
ということは、ほんとうのことだと私は理解しています。
カウンセリングや、お話を聞くことによって、
自分の気持ちや感情を知ったり、受け入れるきっかけになったり、
安心してもらえたり、自身について理解を深めたりすることは
そのかたが、自らの力で、変わっていくことができる、という前提があるからだと思っています。
それは私たちには、命(いのち)そのものに、
変わることができる力を有している、ということでもあります。
その「変わる」とは、何でしょうか?
できない、ことが、できるように変わる、ことではありません。
空を飛びたいと思っていた人が飛べるようになるとか
お金がほしいと思っている人がお金が手に入るとか
そのような「変わる」ではありません。
それは、「その人が見ている世界の見え方」が変わる、ということです。
そしてこれこそが、生きているうちに自分の中に起こすことができる
とてもとても大切なことなのです。
では、「その人が見ている世界の見え方」とは何でしょうか?
できない、ことを、ただ、できない、と見るのではなく、
できない、ことをどう自分が見ているか、
できない、ことをどう自分が評価しているか、
できない、ことをどのように自分では受け止めているか。
私たちは、一つ一つの物ごとや事柄を
いつも善悪や優劣、損得、有利不利、有益無益など、
あらゆる価値観や社会観にもとづいて判断したり査定したり、
またそれ以上に周囲から繰り返し何度も指摘されたり、査定・評価されてきたりして、
そうして、いつしか「できない、ことは、こういうことだ」として
固定された見え方になってしまっていきます。
できない、ことが辛さを生み出しているというよりも、
できない、をどう見るかによって辛さを生み出しているのです。
それは「見え方」なのです。
できないこと、それ自体ではありません。
こうした「その人が見ている世界の見え方」というのは、
自動思考のように、いつしか無意識のうちにそう見えていることが多いために、
なかなか掴みづらいかもしれません。
ですが、見え方である以上、
それをどう見るかという選択する力は
いつも、今、私たち一人ひとりの中に、ちゃんとあるものです。
あなたが見えている世界は、どのようにあなたに伝えてくるでしょうか?
もしよかったら、お話を聞かせてください。
ちなみに「ねえねえ きいて」のセッションや、カウンセリングにおいては、
聞き手(カウンセラー)側から、話し手であるあなたに「変わらないといけない」と伝える、なんてことはありません。
私たちは「変わりたい、けど変われない」という辛さや苦しさと一緒にいます。
セッションとは、
「変わりたい、けど変われない」というところから生まれてくる感情を、じっくりと味わっていくことから始まります。
その感情をしっかりと味わうことで、そうした感情を抱いていいんだと、自らをありのままに受け入れる力を回復していくこと。
そうした力の回復によって、自身でつらいと感じていたものの見方に、一つずつ気づいていくことにあります。
今回は自分の意見を述べるだけの投稿になってしまったでしょうか。。でもたまにはこういう文章もいいでしょう♪
最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございます。
執筆者:新田しんじ
MFCA 認定プロフェッショナルコーチ
心の器づくりサポーター/IT系企業プロジェクトマネージャー/スケッチダイバー
自己肯定感が低くて、自分が何をやっても意味がないと思ってしまったり、自分の居場所がなくても開き直ろうとしたり、怖くなったり、情けなく感じたり、世界をバカバカしいと吐き捨てたりを繰り返していた経験を持つ。
二の足を踏んで前に進めない方へ、第一歩を踏み出すための土台として、自分の存在を温かく受け止めることができるような、心の土台づくりをサポートしたいと思い、いろんな活動をしています。