あなただけのアンテナ、“違和感”を大切に

こんにちは。聞き手の新田です。

ちょっとした違和感を感じることってありませんか?

日常の中に起こる、ほんのささいな感覚で、

思いちがいかもしれないと、あまり気にもとめないことがあるけども、

心のなかで「あれ?」と感じている小さな感覚。

 

違和感とは、その人だけが感じる、微細な自分自身への信号で、

そこには私が望むものや、願うなにかがあるのかもしれません。

 

例えば、懐かしい昔の友人から連絡が入った。

とっても久しぶりで、長い間連絡を取り合う機会がなくなっていたけど、昔話に花を咲かせてとっても楽しいひとときを過ごす。

そこで私はあなたとはこれから、仲の良い関係を築けるといいな、と思う。

だけど心のどこかで、会話に疲れている自分に気づき、なんとなくな違和感を抱いていたことに気づく…

 

それは相手のペースに合わせようとしていたり、反応がほしい時に返ってこなかったりして、

会話の中で時々残念な思いを感じていたのに、そんな自分に気づいていないふりをしていたのかもしれません。

プライベートなことを質問されて、ちょっと愛想笑いで軽い話題にしてしまって、

その話題を適当に過ごしたことがあったのかもしれません。

 

ここにはほんとうは、私の中に「自分らしく素直でありたい、大事なものを大事に扱いたい」

そうした願いが私の中に息づいている、と言えるようにも思うのです。

 

 

例えば、とあるビジネス講座に参加して、具体的な会社での振る舞い方や部下に対する指摘方法など、現場でも使えるハウツーを学んでいる。

講師の伝え方は丁寧だし、たとえ話や具体的なエピソードをもちいながら話してくれるから、とてもわかりやすい。

「そのとおりだな」とたくさん納得して講座を終え、その後にも復習して、講座で聞いた内容を身につけたいと思っているつもりだけど、

なぜか気持ちが乗らないまま、違和感のようなわだかまりが残っている…

 

それは講座で受けたやり方には問題を感じられなくても、その講座の価値観があなたと一致しないのかもしれません。

講座では、他者や相手をコントロールすることが前提となっていたけど、

ほんとうは、「もっと相手とは、優しく対等な関わり方を望んでいる」

そうした願いが私の中に息づいている、と言えるようにも思うのです。

 

 

違和感は、小さいものだと、その場の自分の思いちがいだとして、気にもとめないふりをすることが多いかもしれませんよね。

 

だけど「その違和感は、私の中にどのような望みがあるから生じたのだろう?」と思いを馳せることは、

自分が大切にしたいことを見つける、一つの見方なんだ、と僕は思ったりします。

 

「あ、そのあたりのモヤッってなんだろう?」

「あ、なんかちょっと抵抗している自分がいるな」

 

そうした自分に気づくことって、

「私は私」と自分を受け入れるための、とても大切な一歩です。

出てきた気持ちに対して、すぐに批判や分析をするくせが人間生きているとついてしまいがちですが、、

その背後にある望みや願い思いを馳せることのできる大切なものとして、

違和感を大切にしていきたいですね。

 

 

あなたは今日、どんなことに違和感を感じられましたか?

もしなにか思い浮かんだことがあったなら、ぜひ『ねえねえ きいて』でお聞かせください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。