聞いてもらって満足するとき、しないとき
こんばんは
鈴木彌奈です^^
今日は私の体験談を1つご紹介しようと思います。
先日、ちょっと相談したいことがあり、いつも話を聞いてもらう先輩へ電話して、話を聞いてもらいました。
いつもなら満足感が得られるのに、その日はどうもモヤモヤ・・・。
はなした事を「損した気分だな」と感じ、「話さなければよかったな」とも思いました。
さて、その時の私はなぜこんな感情が湧いたのでしょう?
後で振り返ったとき、「本当はアドバイスは求めてなかったな」という事に気付きました。
「いや、その事については聞いてないし。」
「それは自分でもわかってるよ。」
「そんな風に思ってないのに、何でそんなこと言われないといけないの?全然私のことわかってくれてないじゃん。」
先輩とはその日、2時間ほど話をしましたが、話をしていてもスッキリとせず、こんなことをずっと感じていました。
「相談したい」と思って話をしましたが、この時の私は、本当はただ話を聞いてもらって共感してもらいたかっただけだったんだなと気付きました。
「アドバイスが欲しい」と思って話てみたけれど、本当はアドバイスなんて求めてなくて、
ただ聞いてもらって気持ちに寄り添ってもらえるだけで満足できた・・・
こういうこと、日常の中で結構あるんじゃないかなと思いました。
仕事柄、怒っていたり、不安を訴えたりする人の話を伺う機会が多いのですが、
「それってこうじゃない?」とアドバイスすると、怒りや不安が助長されるケースが結構あります。
反対に「うん、うん。そうなんですね。」「〇〇さんはそう思っているんですね。」と、
気持ちに寄り添って話を聞いていると、
「話を聞いてくれてありがとう。」
と怒りや不安が治まり、気持ちが落ち着いていくケースもよくみられます。
まさしく、この時の私は後者の方でした。
ちょっと背中を押してもらいたい時
自分の中で不安もあるけれど答えが何となく出ている時
悲しい時
怒れた時
こんな時は、話をしてスッキリしたいと思うと同時に、
「誰かにこの気持ちをわかって欲しい!」と思って話をしているんだなと改めて感じました。
「アドバイスをしてもらってありがたい」と思う時もありますが、
アドバイスをもらって満足する時は、
その裏にある自分の気持ちもわかってもらえている事が前提にあって、
その上でアドバイスをもらっているから、話をして満足できるのだと思います。
「ただ話を聞いてもらうだけ」なのに、
案外この「ただ話を聞いてもらうだけ」を中々して貰えず、傷ついている人が多いのではないかと思います。
ただ話を聞いてもらって、「わかってもらえた!」という満足感を得る体験を味わってみて欲しいなと思います。
今日はこの辺で〜
最後までお読みいただきありがとうございました^ ^